人見知りの人は言葉を発する前にいろいろと考え込んでしまって、思ったことをうまく話せない傾向にあります。自分の感情や意見にぴったりと当てはまる言葉が見つからず、発言の回数が減りがちです。人見知りでない人からすると、何を考えているのか分からないとか、閉鎖的でちょっと怖いと思われているかもしれません。
人見知りの人は性格上、経験した1つのことについて多くを知り、知識と経験をすり合わせて考えたがる傾向にあります。そのため、話し相手が誰であっても少しのコミュニケーションで受ける刺激が多くなり、話した後はその場を離れてゆっくり過ごしたくなります。話した内容を自分の中で整理したいのです。刺激を受けすぎると思考停止してしまって、周りの人には何もいってくれない人だと映ります。もちろん、このタイプの人は強みを持っています。それにもかかわらず、周りに圧倒されたりパワー不足に陥ると、本領発揮できなくなってしまうのです。
そういった人が気持ちよく仕事をするには、自分なりに心地よいと感じるテンポとやることの優先順位付けを意識するのがポイントです。自分がどういう時に集中力を発揮できるのかや、疲れを感じるのかを把握するのは大切なことです。刺激が多すぎも少なすぎもしない、程よい状態で過ごせるよう自分をコントロールするのです。これ以上続けたら刺激を多く感じそうだと思ったら、うまく切り上げるように意識して自分が心地よい方向に持っていくことを心がけましょう。